2018/6/23
H30年度 三海研 総会・帰国報告会・ 帰国者退職者を囲む会 が 開催されました。
総会には、来賓として
三重県教育委員会事務局から、野呂小中学校教育課課長 様、
全海研から、椙山女学園大学教育学部学部長の宇土副会長 様に
お越しいただき、ご挨拶をいただきました。
大川副会長(2018より理事)による開会宣言後、川村会長より挨拶がありました。
来賓の野口課長様よりの挨拶では、グローバル人材育成の担い手として、三海研のメンバーの経験を活かした取り組みや、国際理解教育の推進に期待されました。また、宇土副会長様よりの挨拶では、三海研の濃密な活動の継続と
様々な分野での活躍を期待されました。
総会は、
吉川先生が議長に、伊藤円先生が書記をしていただき終えることができました総会後、帰国報告会(2018研究大会)が行われました。
森下先生
メキシコ学院
プロモーションビデオの紹介を森下先生に通訳してもらいながら見させていただきました。
学校体制のシステムを紹介する中で、地震に対する対策を、赴任前に実践されていた三重県の危機管理や防災対策を、ご紹介していただきました。
メキシコ政府にはそういったガイドラインがなく、先生のご苦労とともにメキシコ学院に日本や三重のシステムを残されてきたお話を聞かせていただきました。
川島先生
パナマ日本人学校 三海研メンバーにとってパナマの地は疎く、先生は写真を使ってパナマの様子、治安の現状と現地校の様子を伝えていただきました。
ICT機器の充実を図り、パナソニック事業の補助を受けて、取り組んだ実践の報告がありました。また、「グローバル人材の育成とは何か。」と真摯に向き合い、「パナマ新聞づくり」「サンホセ校(日本人学校)都の交流(スカイプ)」「サンホセ日本人学校への修学旅行の実践(コスタリカ)」の実践報告をしていただきました。
寺田先生
台北日本人学校
「台湾という国って何だろうか。」「
なぜ、教育のしやすい環境なのだろうか。」という疑問に始まり、台北日本人学校へ真摯に向き合った先生の熱い思いを語っていただきました。 Ipadを活用した授業、トライガルを目指した英語と中国語の授業、台湾の文化を学ぶ授業などの実践を紹介していただきました。
また、お昼寝の時間、テレビ番組などに係る有名人の来校、森永製菓への見学、大規模な夏祭りの開催など台北日本人学校ならではのイベントのお話には驚きました。
畦地先生
デュッセルドルフ日本人学校
日本人プレイヤーの所属するサッカーチームを有する街、先生から知っているチームだからこそワールドカップから目を離せないというエピソードから報告が始まりました。
先生の実践のメインとなったのは、「ドイツ平和村」との交流でした。先生の実践は、問題解決能力、生命の尊さ、異文化共生などの育成を横断的に成し遂げているものでした。取り組んだ子どもたちがどんどん自らの意思や力で変容していく姿には感動しました。先生の「一番大事だったのは「ふれあい」でした。」という言葉にも重みを感じました。
水谷先生
イスタンブル日本人学校
学校近くの銃撃戦による校舎移転、クーデーター未遂で低空飛行するヘリコプターなど、赴任して緊迫した状況があったことを報告していただきました。
トルコからの帰国子女が担任から、「危ないところから、よく無事で帰ってきましたね。」という一言で、その子が持った「トルコは本当はいいところなんだけどな。」という思いを先生は重く受け止めて、「自信をもってトルコを自慢できる子を育てたい。」という強い思いをもち実践をされました。「トルコ人スタッフの協力で進めたパザールでの買い物体験」「トルコダンス体験」「エブル体験」など体験学習を軸にした取り組みの様子を報告していただきました。児童が「トルコダンスを日本の友達に伝えたい。」などの思いに至ったことを聞き、思わず「先生、頑張りましたね。」と感心しました。
総会帰国報告会後
帰国教員・退職教員を囲む会 が さくら情緒食堂にて行われました。